やすねえ♥アテンダーのTHINKブログ

私たち人間の[THINK=思考・考え][EMOTION=感情・情動]の仕組み・原因について、また 私たちの実生活や生き方・個人や人生への影響について、あらゆる角度からの観点で書いていきます。よろしくお願いします。

THINK*思想編*古代思想*メソポタミア神話

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                                 やすねえ♥アテンダー こと 小林安子です

 

                 

                      THINK*思想編*古代文明古代メソポタミア文明シリーズ

         THINK=思考・思い・考えの大前提となります

          最古の文明*古代メソポタミア時代の人々と

          現代に生きる私たちの思考パターンについて

          どんな共通性・類似性・異質性があるのかを

             考察していきたいと思います。

 

yasuneeattender.hatenablog.com

 

        次は、メソポタミア神話から思想をみていきましょう!!

         

 

 メソポタミア神話

*特徴*

 

*後の宗教への影響*

 

【1】創造神話

  • シュメール神話では、原初のアンとキがエンリルを生み出す。エンリルは後にシュメールのパンテオンのリーダーとなった。大気の女神ニンリルをレイプする目的で他の神々がエンリルをディルムンから追い出すと、ニンリルは月の神ナンナを儲けた。ナンナはニンガル(Ningal)との間に戦争と豊穣の神イナンナ、そして太陽の神ウトゥ(Utu)を儲けた。

【2】神話におけるメソポタミアの宇宙観

  • シュメール人は世界を閉じたドーム状で、その外には原初の海が広がっていると考えていた。ドームの基礎をなす地表の下には地下世界とアプスと呼ばれる淡水の海が広がっていると考えていた。ドーム状の空を司る神はアン(An)、地上の神はキと呼ばれた。原初の海はナンムと呼ばれ、シュメール・ルネサンス(ウル第三王朝)の中でティアマトと呼ばれるようになった。
  • 紀元前1200年頃に書かれた創造の叙事詩では神、マルドゥクが母なる神ティアマトを殺し、その半身を使い地上を作り、残りの半分から楽園 (宗教)(šamû)と冥界(irṣitu)を創ったとされている。
  • 同時期に書かれた別の文献には、宇宙は回転楕円体で、神々と星の住まう3層の楽園とその下の3層の地上からなると描写されている。

 

【2】多神教メソポタミアの神々

  • 記録上シュメールは紀元前2900年をさかのぼることはない。しかしシュメールの文明は紀元前4500年から4000年の間に興ったと考えられている。紀元前3000年紀、最初期のシュメール文学にはアヌ、エンリル、ニンフルサグ、エンキの4柱の神々が登場する。この神々はときにお互いにちょっかいを出し合ってはいるが、協力して創造を行った。たくさんのシュメール神々のリストがいくつか見つかっている。神々の序列やそれぞれの関係は楔形文字の粘土板の解読の中で調べられている。

  • シュメールではもともと擬人観を通した多神教が信仰されていた。かれらは宇宙や地上の自然の力に神々を見ていた。その神々は紀元前3千年紀の間に人間中心主義的な側面を持つようになり、自然の神々はそれぞれの都市の神となった。エンキやイナンナのような神々はその地位、力、知識を、天の神アンや最高神エンリルから授かったという見方が定着した。

    この世界観のシフトは近隣のアッカド帝国の宗教や、シュメールの都市国家間で頻発するようになった軍事的争いによるものだと考えられている。神々に授けられた権力を、都市国家や神官から権力を与えられたルガル(王)と重ねていると見ることができる。

  • メソポタミアの神々にも擬人観を見ることができる。人間らしさを持ち、したがって人の姿を持っている。人間と同様に飲食を必要とし、お酒もたしなむ。結果として急性アルコール中毒に悩まされることもある
  • 人間よりも高次の存在と捉えられていた。人間よりも力強く、全知なる存在であり、人間には計り知れない存在であり、なりよりも不死である。
  • 人との違いという点では、神々の持つメラム(melammu)と呼ばれる後光が最たるものと言える。メラムは神々を包み込み、見た者に畏怖と尊敬の念を抱かせる
  • 神々の多くはそれぞれ血縁関係にある。これは他の多神教においてもしばしば見られる特徴である
  • 歴史家のボテロ(J. Bottéro)は、メソポタミアの人々は神秘主義的に神々を見ていたのではなく、かといってあこがれ、敬慕する存在というのでもなく、従うべき、畏れるべき自分たちの主人として見ていたと述べている
  • メソポタミア人の名前には貴賎に関わらず神々の名前を含むものが多く見られる。この習慣は紀元前3000年紀にシュメール人から始まり、後にはアッカド人にも取り入れられた
  • 大部分のシュメールの神々はアヌンナ(Anunnna、アヌの子孫たちの意)に分類される。一方でエンリル、イナンナを含む7柱の神々はアヌンナキ(アヌの子孫たち+キ)とよばれる「地上、冥界の審判者」に分類される。ウル第三王朝の頃、シュメールのパンテオンには60の60倍、すなわち3600の神々が存在するとされた。

  • 初期の段階ではパンテオンに序列は存在していなかった。しかし後にメソポタミア神学者たちは神々に重要度に応じた序列をつけた。560に及ぶシュメール語で書かれた神々のリストがファラ(Fâra)とテル・アル・サラビク(Tell Abû Ṣalābīkh)で見つかっている。およそ紀元前2600年ごろのものと見積もられている。その中では5柱の基本的な神々が特に重要な存在として位置づけられている。
  • これら初期のメソポタミアの中で特に重視されていたのがエンリルである。シュメール人の宗教観ではエンリルは神々の中の王であり、世界の支配者として扱われていた。そして後にはアッカド人にも取り入れられた。エンリルに近い役割を持つシュメールの神アン(An)もアッカド人に取り入れられ、アッカド人の間ではアヌとして信仰された。シュメールのエンキアッカド人にもエンキとして取り入れられたが、後にエア(Éa)と名前を変えている。同様に月の神ナンナはアッカドではシンに、太陽の神ウトゥ(Utu)はアッカドではシャマシュに名前を変えている。女神ではシュメールの性と戦いの神イナンナが特に重視された。後に紀元前18世紀ごろ、南メソポタミアバビロニアの影響力が増すとハンムラビはそれまで注目されることの無かったマルドゥクをアヌ、エンリルと並ぶ最高位の神とした。
  • メソポタミアの宗教の中で今日まで残った重要な神話としてギルガメシュ叙事詩があげられる。この叙事詩では英雄ギルガメシュ王と彼の無二の親友、野人エンキドゥの物語、そして神々の思惑が複雑に絡み合う不老不死を求めたギルガメシュの旅が語られている。
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